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Sat.08/04. 2007
なんか、日記だけを書きに来るのって久しぶりな気がする・・・。

今日はちょっとシビアな内容なので、苦手な方は控えてくださいね。




就職希望の病院の見学説明会に行ってきました。
そこで、自分の希望する科を見学させてくれるため、私は

救急外来に行ってきました☆

救急外来はあれです、簡単にいえば救命病棟24時を思い浮かべてもらえばいいかと思います。

夢なんです・・・救急。人の命を助ける仕事、夢なんです・・・。

様子としてはほとんどテレビなどで再現されているような現場です。救急車からの受け入れ要請があって(電話の音で職員の顔が一気に真剣になってました。行動もすばやくて、すごかったです)寄せられた情報をもとに受け入れ準備をする・・・。
そして搬送されてきたらすぐに職員がついて、意識のある人には問診をしながら原因を究明してました。血液検査やレントゲンなどをとったり、診察券をもとに前のカルテを取り寄せたり他病院と連絡をとったり・・・私には何をやっているのかを把握するので精一杯でした。

胸が痛いなどの症状から病気を特定するのは大変だなぁと思います。血液検査結果やレントゲンなどがすぐに出てくるわけでもなし。その結果が出てくる間にも何か起こらないようにあらゆる手、質問をして素早く的確に対応していました。改めてプロってすごいと思います。




そして、今日、はじめて人がお亡くなりになる瞬間を見ました。

救急車で運ばれてきたときにはすでに心肺停止状態。素人の私の目から見ても、相当やばいのだということがわかるほどでした。体中全く血の気がなく、真っ白だったので。スタッフの方が必死で心肺蘇生を試みていましたが、ついには戻りませんでした。

その様子をずーっと見させてもらっていたときも、医師の人が「もう駄目だ。やめ。」と言われた時も、そこまで感情は揺るがなかったんですが、

そのあとしばらくしてから、涙が止まりませんでした。

顔も見ていないし、全くの他人だし、なんだ、自分案外平気じゃんと思っていたのに、やっぱりショックだったみたいです。

赤ちゃんが生まれるということに無条件で感動するように、人の死にも無条件で悲しくなるんだなぁと実感しました。

「救急に来るんだったら、強くならないといかんよ。」
「人の生を守りたいなら、同じくらい人の死についても考えないかんよ。」

と言われた言葉が、今も心に残っています。

今回、こういう体験をさせてもらって、よかったと思ってます。現場を知ることができて、もっと自分のやりたいことが明確になったと思います。救急は死をギリギリのところでくい止める場所で、とっても責任が重い場所で。そして私はやっぱりそこで働きたいと思います。
どうやって強くなるのか、死についてどんなことを考えていけばいいのか、全くの手探り状態ですが、目標が明確にできたので、それに向かって頑張って学んだり、考えたりしていこうと思います。






追伸:救急の医師は、若くてかっこいい人が多かった(笑)スタッフの皆さん親切で優しくて、最後まで私を気遣ってくださいました。お礼が言えなかったのが残念です。

この体験・・・自分の将来だけでなく、書いている小説でも生かしていけれるなぁと今ふと思いました。また暗い内容になっちゃいますけど、機会があれば。
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