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Thu.08/17. 2006
オーラの泉。今日は戦争のお話でした。想像できないくらいの、想像するのを拒否するくらいのお話の数々。思わず涙が出てきました。私は戦争の経験はありません。当然ですが。知っていることなんて教科書の文字の羅列、年表のあまりにも浅い、あっさりとした流れ。悲惨さを伝えてくるのは白黒の写真と死者の数。それでもやっぱり物語の向こう側のような、現実に欠ける思いで。
私は経験をしていないから、きっと分かりっこないけれど、でも私なりに想像することは出来る。そう思って今目の前にいるお母さんや家族、友達ともう二度と会えなくなるということ、当たり前にあったものが全て奪われるということ、想像したくないと訴える自分をいじめるように無視して想像してみると、それだけで涙が溢れてきた。それが現実に起こったらきっと耐えられない。思い出がありすぎて、それが辛い。大好きな分だけ、胸が潰される感じがした。これをもっともっと重く辛くしたものが、戦争なんだろうなと思った。

あ、そうだ、語るついでに、ブレイブストーリーを読み終わったんだ、結構前に。これも泣きました。以下映画と比較したり結末喋っちゃったりと盛大にネタバレ含むので続きから。

どこで泣いたって、最後のミツルの祈りの場面です。「はい」とミツルがいったとき、もう涙が溢れてきました。あのミツルが・・・っ!って。そこから「サヨナラ」まで、ずっと泣きっぱなしでした。
そしてもう1箇所。隊長がカッツさんの死を知り、生まれ変わった彼女が生きる世界を見守るのも悪くないって言ったときも泣きました。この2人の恋(と表現していいのか)は結構好きでした。
原作を読み終わって、映画を振り返ってみると、映画は映画で完成されていたと思います。原作のエピソードから必要なものを集め、一つの答えに向かって余計なものを省いて一直線に向かっていった印象です。だからあれはあれでいい。
原作はボリュームがある分、とても深くて、重くて、そしてあからさまな奇跡がなくシビアな印象があります。映画よりもずっと重く、心にメッセージが残ります。
映画には現世とのシンクロが薄く、嘆きの沼のエピソードはありませんでした。人柱という儀式もない。だから人の醜さとか、負の感情を描き出しているものは少なかったです。そこが大きな違いかなって思います。結末は両方ともほとんど同じだったしね。願ったことも。ただ、カッツさんが生きていることと、隊長が最初からいないこと、ミツルが最後あやちゃんと一緒に現世で(なぜか)幸せに暮らしていることが違っていたかなって。奇跡がない云々は、実はここからきています。私は結末は映画で先に知ったから、なぜミツルがここにいるのかが分からなかったのだけれど、原作はそうではなかったから。あからさまな奇跡は起こらないなって。ごめん単純で(苦笑)。

ブレイブストーリー・・・いいお話でした。何度読み返しても泣ける・・・。友達から借りて呼んだんだけど、自分のために買ってもいいかもなって思えるくらいによかったです。おすすめしちゃいます。

それでは、ちょっと暗いスレッドになっちゃったかな。勘弁してね。では。
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